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​涙なんて
一円玉より軽い 「なんかやだな」って気持ちも
​今夜は百倍くらいに感じて やんなっちゃうよ全く
春先の月はささくれて 壊れそうに細くなっていて
いっそ壊してあげられたら 少しは楽になれるのかな

あんなに大好きだった音楽も聴かなくなって
このまま萎んでその後 誰にも気づかれないで
あんなに大好きだった音楽も弾かなくなって
枯れていく様子がこんなにもはっきりと映るのです

あと十分眠れなかったら 空が着ているドレスを見に行こう
これまでを全部絡めとって 見えない星屑にでもなればいい
涙なんて流れてない 涙なんて流れてない


一円玉より軽い 「なんとかなるさ」って気持ちも
春一番に乗って どこかへ行ってしまった
いつの間にか消費期限が切れた 楽しかった記憶も
思い出せなくなるのかな 今日も風が強いな

あんなにも眩しかった太陽は沈んでしまって
このまま昇らないのかな、なんて馬鹿みたいなことを
人の目線が今日も身体を刺して 道路がぎらついて
同じような日々が これからも続くのです

今日も夢に入れなかったら 月の作るカーテンを見に行こう
いつもよりも少しだけ長く 空で眠る雲たちを見に行こう
涙なんて流せない 涙なんて流せない


飲み込み続けた弱音を上手く消化できなくて
やがて心の隅に陣取って それに染まってしまう私だ
今更辛いなんて言えない 君に辛いだなんて言えない
​諦めのついたはずの夢に さようならを言えない


きっと今夜も眠れないから 誰も通らないところまで行ってみよう
そしたら澄んだような悲しみも 一人ぼっちも当たり前になるから
どうせ全てやめてしまうなら この歌が終わるまで待ってみよう
そして風に便りも乗せずに 誰にも言わず静かに死んでみよう

季節に置いてかれた私をそんなにも優しく抱きしめないで
彼方遠く カーテンの向こう
スパンコールになるはずの私を
涙なんて流れてない 涙なんて流れてない
​涙なんて流れてない
作詞・作曲 白ペン
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