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足枷
泣きたいのに全然泣けないな 「もう諦めたんだ」と
言いきれない青春 青春
現像されないまま発火した
熱情を抱いたあの場所にまた舞い戻って「次こそは」と
思う自分が何度も訪ねる
回想 可哀そう もういっそ 埋葬
壊れる様を眺めるしかなかったあの日々の
一体どこに光を見出せただろうか
だけどそれが原動力に やがて篝火 あたりを照らし
遠くに光 同志と出会い あなたと出会い
それでもどうしても剥がれない後悔 存外 案外
簡単だったりするわけないよな
今日もそこかしこの傷隠し 包帯巻いて 巻いて
バレないように過ごす夏
明るい歌 書き終わる度 まとわりつく違和感 罪悪感
埋め合わせても元には戻らない
画鋲の痕に似たフラット
見ない振りして 再スタートしても載らない人生のハイライト
笑いものね
今夜覚悟決めて握ったガラス片 次々裂かれ 赤い湯舟
首に当てたまま震えている手
この期に及んで笑えてくるね
音楽と君は僕の足枷 さよなら告げる僕の
それに吹き付ける湿った夏風 稲穂を波立たせて
遮っても遮っても食い込んでくる 太陽の下
流れてくれない涙と歌で 洗い流してよ
救いの言葉で
高い高いオレンジの日々
燃えた燃えた 心と命
青い青い指先で生んだ
永遠が僕を僕たらしめる
初夏の山肌に勝る
今日も明日も流れる
声を震わせ生まれる
絶望さえも色付く
音楽と君は僕の足枷 さよなら告げる僕の
それに吹き付ける湿った夏風 変わらぬ匂い教えて
きっとまた繰り返すんだ 傷が痛み 「あの頃は」と
その度にまた 色付けるよ
大丈夫と言えるようになるまで
作詞・作曲 白ペン
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