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彼等を恨むな

道端で臓物たちを鑑賞して 勝ち誇った顔の軍人と目が合う
同じ人間だと 彼らも被害者だと教えてくれたママは
​彼等の成果となり 消費された
消費された 消費された

怨嗟の声は 教会に三秒だけ響いた後
塵になって床に消えていくだけでした

向かいの家の白いプリウスはひっくり返って
まるでオセロのように真っ黒になってました
彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

誰一人歌わなくなった街をひたすらに
ガラス片の刺さった足で歩いていました
彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな


脈打つたび全身が壊れそうになる激痛を あの頃の私は知らない
パパ お兄ちゃん 遺書なんて書かないで
​笑顔で行ってきますなんて言わないで

友達を返して あの日々を返して
チャイムを返して 家族たちを返して
かつての町を返して 信号の灯りを返して
ただの他人事でしかなかったあの頃を返して

目の前で最後の花が一輪だけ咲いて
涙した次の瞬間には朽ちていました
彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

彼等以外誰も笑わなくなったこの町で
皮の剥がれた背中を夜空に向け倒れた

彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

猿でも分かること 土たちが匙を投げる
プロペラの音と一緒にまた 降る 降る 降る
過去の汚点では到底許されないこと
​瞳孔が開き始めてまた 降る 降る 降る


私たち人間が人間である限り
後にも先にもきっと救われることはない
彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

息絶えた私を食べる鼠を見てました
​お昼過ぎに空が光り全て溶かしました
彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

彼等を恨むな 彼等を恨むな
彼等を恨むな 彼等を恨むな

作詞・作曲 白ペン
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